About Border Collie


今日は私の考えではなく、

あるカナダのボーダーコリーブリーダーからの「ボーダーコリーについて」のアドバイスを紹介したいと思います。 


カナダのBellaClan Border Collies (ベラクラン ボーダーコリーズ)

ブリーダーのLauraさんは十代の時にボーダーコリーのブリーディングを始め、10年もしないうちに今ではカナダのトップブリーダー、ハンドラーをしている、私がとても尊敬しているお一人です。

 ☝のHPを覗いてみればとても立派なボーダー達だとお分かりだと思いますが、
彼女の繁殖したボーダー達は、カナダだけではなく、
アメリカ中、ヨーロッパ、オーストラリアにも行き、どの国でも好成績を出しています。

日本にはまだベラクランの血統は無いのがとても残念!
とても慎重で、厳しい(良い意味で)ブリーダーさんなので  
自分の子達がどこに行くのがものすごく拘る方なのです。 
(本当に素晴らしい事!!) 



さて、今日はそのブリーダーさんのHPに書いてある、ボーダーコリーについて彼女からのアドバイスが、とても参考になるなぁと思ったので、皆様にも読んで頂ける様、訳して紹介したいと思います。

(翻訳の許可は頂きました)






ボーダーコリーについて
(著者:Laura K.S. Shaw, Bella Clan Border Collies) 



私のホームページを見て、「ボーダーコリーは自分に合った犬種なのか?」というお問い合わせをたくさんの方々から多くいただきます。 
彼らは、ボーダーコリーについて、この犬種がとても賢いという事を聞いたり、ダメなペットになる、とか、とてもハイパーになってしまう犬種という話しを聞いたと、教えてくれます。 
ですので、私はこの犬種について少しでも参考になればと思い、このページを書いています。お願いです、どんな犬種であろうともお迎えする前には必ず事前にできるだけ詳しくその犬種についてお調べ下さい! 犬は、一時的なものではなく、その子の生涯を一緒に過ごす家族になります。 なので事前に知れば知るほど、なにを予想できるのか見当がつきますし、お迎えしてから簡単になります。 犬を迎えたあとに予想外の事が次々に起こり、とんでもない結果になってしまう話を残念ながら聞く事があります。 なので、よくよくお考えになってからご自分がお迎えする子を決めて欲しいと心から願います。 犬は新しいテレビではなく、生きている動物です!!! 


ボーダーコリーの長所

ボーダーコリーは疑いなく、世界で一番賢い犬種です。 それについては絶対に異議はできません。 彼らは教わればほぼなんでも覚える事ができます。忠実性には全犬種のなかのトップ5にも選ばれています。 きちんとしつけをされた子であれば、ノーリードでも素直に飼い主の言う事を守ります。 彼らは、学ぶ事が大好きで飼い主と一緒に働く事をよく好みます。 ボーダーコリーはどのスポーツでも大変良くこなしてくれます。 得にオビディエンスやアジリティでは凄まじい勢いでなんでも勝ち取ってしまいます。 ボーダーコリーは美しさの女王で、トップアスリート、それから優等生・・・その3つをくっつけて動物という事を足したのが彼らです! 


ボーダーコリーは中型犬です、それからある程度のグルーミングも必要です。 毛は抜けますので、綺麗さを保つには日ごろのブラッシング、シャンプーも時々必要です。 でも、シーズーやプードルみたいに、トリミングは必要ありません。 
もしも、お家でグルーミングができないようでしたら、2-4か月に一度トリマーへプロにグルーミングをしてもらう事が理想です。

ボーダーの大きさはちょうど良い大きさで、お家が小さくても、快適に過ごせますし、どんな大きさの車でも、問題なく乗ることができます。 
ボーダーは頑丈な体系ですので、どんな温度でも良く過ごせます。 彼らはマイナス気温や雪のなかでも、羊のお仕事をするために作られた犬なのです! 

総合的には、他の犬種と比べると、比較的健康な子が多く、平均寿命も長いほうです。 
私のところにはこの文章を書いている今でも、足元にのんびりくつろいでいる15歳半の子と、11歳の子が2頭います。 
健康なダイエットと適切な運動によって大きく変わるのは凄いことです! 



 ボーダーコリーの短所


ボーダーコリーは手のかかる犬種です。 彼らははオーナーにあまり興味無い犬種ではありません。飼い主とたくさん一緒に居れる事が大好きなのです。 ボーダーコリーは一日12時間も一人でお留守番は可哀想ですし、常に庭に放し飼いも好みません。 アクティブなオーナーさんを必要をします。 体を使う運動も、頭を使う運動どちらも十分与える事が重要です。 これが理由で、たくさんのボーダー達はアジリティやスポーツで活躍できるのです。 常に忙しくしているのが好きだからです。  覚えておいて欲しいのは、この犬種はもともと牧羊犬として、一日中飼い主の横に居て一緒に行動し、羊を動かすためにつくられた犬です。 それは大変な仕事です!  ボーダーは時には威張る事や自己主張する事があります。そしてその賢さで飼い主と知恵比べをする事があります。 なので、一番最初からルールをつくってあげることがとても大切です。 犬を指導しないで、好きにさせる事は絶対にひとつも良い事に繋がりません。 ボーダーコリーは飼い主から指導を受ける事が大好きですし、そのために繁殖された犬種なのです。
お仕事をもらえる事が生き甲斐です… それが単にボールをレトリーブするというお仕事でも。 でも大事なのは彼らに仕事を与えること。 でないと、自分で仕事を見つけだそうとして…ほとんどの場合はトラブルに繋がってしまうのです。


ボーダーコリーのなかでは、得にワーキングの血統の子達や牧場の方によって繁殖された子は、追いかけ本能が強い事があります。 きちんとしつけられた犬であればコントロールをする事はできますが、しつけをされていない犬や自由にされるのに慣れている犬は動くものなんでも追いかけます。 これは時には危険です。 しかしながら、もしも農家の人が自分のボーダーコリーを、羊を追いかけないで自分の横で待たせられる訓練ができるのなら、一般の飼い主さんは同じように、車や子供を追いかけないように自分の子をしつけられるはずです。 


ただボーダーコリーの問題行動は、性格重視に繁殖された子とオーナーさんのしつけに掛ける時間によって、解決できる場合がほとんどです!




ボーダーコリーのブリーダーについて


私がボーダーコリーについて、この事を書き終える前に、良いブリーダーの特徴を説明する必要があると思います。 
ブリーディングの方針によってあなたの元に来る子が大きく変わる事を必ず覚えておいてください。

良いブリーダーを見分けるには次の通りです:



もしもブリーダーがCEA/CL/TNS全ての遺伝性疾患のDNAテスト、それからOFA(日本の場合はJARD)にて股関節の検査を行っていない場合は、そのブリーダーからすぐにすぐにすぐに全速力で逃げて下さい。なぜかと言うと、もしも検査をしていない場合はそのようなブリーダーは子犬達の健康や将来について何一つ心配をしていないという事だからです。 繁殖についてなにも分かっていない人達か、お金を儲けるためだけに犬を販売している人達です!!! このような犬は価格は安いかもしれませんが、将来遺伝性疾患が発症し、莫大な医療費がかかる場合があります。 それからこのようなブリーダーからは将来、あなたを助けたりアドバイスは何一つもらえません。 良いブリーダーはその子の生涯いつでも喜んでアドバイスをしてくれるはずです。


両親のどちらかが、血統書をもっていない場合や、子犬の血統書を発行してもらえない事は要注意です。  子犬達の血統書申請をする値段は高くはありません!! 50$も払わないで子犬達の血統書申請を行わないブリーダーはあなたからお金をとりたいだけですし、犬種保存についてなにも気にかけていません。 私達の愛する犬種は、犬種を保存したいからと大事に大事に記録されてきたからによって、今に至るのです。 その重要性について興味が無い人は、繁殖をする資格もないし、私達の愛する犬種を乱していくだけなのです。 


 どんなブリーダーであろうとも、自分の所有している犬達と競技会に参加していない人は、バックヤードブリーダーになります。
バックヤードブリーダーとは:バックヤードブリーダーは素人ブリーダーとも呼ばれ、特に繁殖に関して深く勉強しているわけでなく、趣味程度でブリーダーになった人です。
良いブリーダーは、一番良いブリーディングをできるように心掛けているので、それを証明できるように自分の犬達と、ドッグショー、アジリティー、訓練競技会、オビディエンス、シープドッグ等の競技会に出場します。 ドッグショーは決して安くはありませんが、そもそも良いブリーダーはお金のために繁殖しているのでは無いのです。 ショーに参加する意味とは最良のタイプを繁殖できるようにと、同じ犬種内のトップの犬達とどのように並ぶのか、見れる場所です。 
それに加えて、ショーで優勝している犬ならば犬種スタンダードに近いという事だけではなく、攻撃的な犬やシャイな犬が勝つ事はできないので、その子は友好的な自信に溢れたちゃんとした性格をもっている証明にもなります。 


ペットを探すときは、きっとどなたも健康で体も心も元気な子が欲しいと思うはずです。 良いブリーダーならそのような子をお迎えできるチャンスのほうがとても高いです。 
残念ながら遺伝というものは100㌫コントロール不可能なので、最も良いブリーダーでも、予想できない事や、あてがはずれるときが稀にあることはあります。 
ただ、良いブリーダーは常に自分の出来うる限りの事を最善を尽くしてブリーディングをしています!