▪NY日記【5日目】

いよいよ5日目、
ウェストミンスタードッグショーの1日目です❣

ウェストミンスタードッグショーの仕組みを少し説明しますと、
年間のある程度のポイント数をドッグショーで稼いだ犬しか出陳できない、とてもレベルが高いドッグショーです。

なので、パピークラスはなく、ほぼ全員チャンピオンというハイレベルのコンペティションです。
アメリカは日本と違い、西から東のほうへ行くのは車で3日間以上かかる。
だから、西のほうの人は西付近で、東の人は東付近…等、同じアメリカでもショー会場によってはぜんぜん集まり方が違うみたいなのです。
全国が同時に集まるのは各犬種ごとの「ナショナル」と呼ばれている1年に1回のショー(犬種スペシャルティーショー)、そして、ウェストミンスター、おそらくこの2回くらいでしょう。

なので、ウェストミンスターに来ている方々も、飛行機で5,6時間なども来られた方も少なくありません。

(ちなみに出陳者が泊まるホテルも全部用意されていてペンシルベニア駅のすぐ隣で、会場までバスがでているそうなので、便利!)



ハイレベルといっても、全国から(そして海外からも)出陳があるので、数もそれなりに高く2000頭近くの出陳です。

なので1日で、審査を終わる事は絶対無理。

1日目と2日目で、別れていて

1日目は犬種審査~グループ審査まで

2日目は犬種審査~グループ審査、前日に残ったグループ1席の子達を合わせて最後にベストインショー審査です。

犬種審査は全てアジリティとmeet the breedsがあったピア(大きな広い建物)、

グループ審査とベストインショー審査のみ、マディソンスクエアガーデンアリーナで行われます。



てことで、
1日目ーーー!!

1日目の見どころはいうまでもなくボーダーたち!!
 

 入口で✨


 この日、30分くらい遅く着いてしまって、すでに審査開始されてました!

これは、アイリッシュウルフハウンド。
こんなに大きい子達がたくさんいるのは迫力がある~😍


さて、ボーダーコリーは絶対に良い席が良いと、
1時間以上前からスタンバイ😏

おかげで、その前に行われていたジュニアハンドリングコンペティション(18歳以下のハンドラーのスキルを競う大会)も見る事ができました。

はい、一言言わせて頂くと、
みんな若いのに、、、上手い。。上手すぎます 笑
 




 触診待っている時なんてこんな可愛い事もできるし♡
(これは技も可愛いけど、こうしてずっとハンドラーに注目できているってのがもっとスゴイ👏)
私が審査員だったら、本当に選ぶの大変だろうなぁと思っていました(笑)




そして~~!
いよいよお昼過ぎ頃から、ボーダーコリーの審査開始✨🐾💖
 

みんな息をのむほど綺麗。
 左から5番目の子が、伝説(過去3年間BOB)のスリックくん。
今回も彼に、大注目。

スリック先頭。




もう1頭、私がとても良いなぁ、と思った子。



後ろの足のグルーミング、トップラインのグルーミング、
完璧にされてて素晴らしいわ~~😍😍😍


ベストオブブリード(BOB)が選ばれる瞬間は息をのみこんだ。

そして予想通り、スリックでしたーー!!!!!♡👏

彼の堂々さ、ハンドラーとのぴったりな息、そしてもちろん生まれながらの素晴らしい素質。 今までに歴史で無い、4年間連続BOBとなりました。



これはショーが終わって、リング外でインタビューを受けていた時に
撮れた写真。 こんなに近くで見れたなんて、、
もう心臓が飛び出しそうになっていました(笑)(←いまだから言える話w)



チームスリックの皆さん、おめでとうううううううう!!!!!
 


ドキドキしてたボーダーコリーの審査が終わり、
あとは他の審査もゆっくり見て、こちらでの時間は終了。

今度はドッグショーBISのトロフィー
⇊記念にこうやって写真を撮っている方がたくさんいました^^



ここからは
マディソンスクエアガーデンにて、グループ戦。


チケットはキラキラして、お洒落~🎶


アリーナはこんな感じです。
上にはビッグなスクリーン。
全て全米で生放送されています✨
 

あ、始まる前は国歌を歌うためにわざわざプロの方々がお招きされて歌っていました。
やっぱりアメリカの大切なイベントならではです^^

グループ戦の合間、毎回なにか楽しい事が用意されていて、
当日90歳になった元軍人さんが初めてドッグショーの見学にきたという事で、
大いにインタビューされていました。
(この時、会場全体がみんなでハッピーバースデーを歌い出すという、やっぱりアメリカンな空気ばっちり😁)
 

そして、ハーディンググループが始まったのは8時過ぎごろ。
超眠かったけど、始まった瞬間に、
眠さがふっとんで見入ってしまいました😍😍

スリック様触診。

あ~~なぜか私も緊張する~(笑)



見事なフリーステイ👏✨✨



そして触診も、ハンドラーが触らずフリーステイ。

ハーディンググループの他の犬達も興味津々。

この子は、Meet the breeds にもいた子。
やっぱり可愛い😆💗💗
 


うぉ~!あれ?
ゆめがいる?!?!?!?!笑

 ゆめに似てませんか😂😂?笑
この犬種は初めてみたけど、CANAAN DOG
カナンドッグ(イスラエルのカンンの地で2000年以上も前からイスラエル人に飼われていた犬種だそうです)


昨年、犬種認定されたばかりのミニチュアオーストラリアンシェパード。

 綺麗なブルーマールタン♡♡



気になる結果ですが、、、
ドキドキ、、ボーダーがピクアップされたぁ!

そしてなんとおおお!
2席でした~~~~!!!!!



1席はブービエ・デ・フランダース

スリックはおしかったけど、、
でも32頭のなかの2席はもう相当素晴らしい。
この瞬間を見れて
とてもとても胸が熱くなりました💖💖💖



ちなみに、スリックはこれをもって引退だそうです。

4年間、毎年ウェストミンスターでBOB,
そして35回以上のオールブリードショーBIS,
ナショナルでも2年間連続BOB、

これ以上の大スターは過去にもいなかっただろうし、将来越す事も非常に難しいでしょう。

彼の最後のラストランを見れて、私は本当に感激でした。

スリック、アメリカ中、世界中のボーダーコリーファン
きっとみんなを誇らしくしてくれたでしょう。

私も自分の事のように嬉しい。

素晴らしいショーの足跡に乾杯!!!!







さて、残るはラスト1日です。

いよ~いよ❣ コイケルの歴史が変わる瞬間です。